2014/05/06

特製ジュースとぬか、きな粉、ゴマで作る「ぬきご」がうつに効く

結婚して26年日のことです。突然、夫がうつ病と診断されました。原因は、職場が変わったことにあったようです。夫は、うつ病が発症する2年半ほど前に、中間管理職として新しい会社に赴任しました。
環境が変わり、強いストレスにさらされていたようなのです。

夫は精神科に通院し、数種類の薬を服用しました。しかし、症状は思うように改善せず、会社には休職届けを出して、寝込む日が多くなりました。

そのときき、私が思い出したのが、栄養士として保育園で給食を作っていたときの体験です。保育園で、私はとても驚きました。園児たちは、育ち盛りで元気いっぱいのはずです。しかし、ぼーっととしている子、落ち着きのない子、すぐにイライラする子が目立ちました。
子供たちの食事を調査したところ、朝ご飯を食べていない子や、レトルト食品ばかり食べている子が多く、野菜が足りないことがわかりました。そこで、保育園で食べる昼食を、無国籍メニューから、栄養バランスの優れた和食中心に切り替えたのです。すると、子供たちの情緒が安定し、便秘も解消され、ぐんぐん元気になりました。

同時に、職員の体調も改善しました。

私は「心の病は、栄養不足による脳の働きの不調によって起こる」ことを知ったのです。夫の病を治すために、栄養士として食事療法を実行する闘志がわき出てきました。

うつ病をよくするには、脳の神経伝達物質のセロトニンの働きを、よくする必要があります。これには、鉄分、カルシウム、亜鉛などのミネラル成分、ビタミンB群、ビタミンCを補わなくてはいけません。

以前から夫は、私が作る料理やお弁当から、標準的に栄養は補給していたと思います。しかし過度なストレスで、必要以上に心身が消耗し、栄養が身につかなかったのかもしれません。食欲がほとんどなくお酒ばかり飲んでいたことも短期的に栄養失調状態になっていたかもしれません。

まず、血液検査で鉄分不足であることがわかったので、それを補うために、特製ジュースを飲んでもらいました。これは、バナナ、リンゴ、ニンジン、黒酢、乳酸菌飲料、煮干しをミキサーにかけたものです。

食事は、3分づきの米に雑穀、高野豆腐を混ぜたご飯、コンプと煮干しでだしをとったみそ汁、サケ、ダイコンおろし、チリメンジャコ、納豆、ヒジキの煮物といったメニューを、毎日の定番にしました。さらに、青背の魚やダイズ製品を多めに、肉は少なめにし、旬の野菜、根菜の煮物や酢の物も添えるようにしました。

さらに「ぬきご」を食べてもらいました。これはオリジナルメニューで、ぬか、きな粉、ゴマを合わせたものです。ぬかには、抗うつ効果があるといわれるセレンというミネラルや、ビタミンBやビタミンEが大変豊富です。さらに、たんばく質の多いきな粉、鉄分やカルシウムが多い黒ゴマを、いっしょにとれるように併せて用意しておくのです。まず、同量のぬかときな粉とゴマを用意します。最初に、ぬかをサラサラになるまで弱火で30分くらいじっくり妙めます。
火を止め、ぬかを冷ましたところに、きな粉と、すった黒ゴマを合わせれば完成です。お好みで、きな粉とすった黒ゴマを、ふやしてもいいでしょう。

ぬかは、できるだけ無農薬、減農薬のものを使用するのがいいでしょう。市販品もあるようです。この「ぬきご」を、ホウレンソウやコマツナの和え物にしたり、ダイコンおろしにか」けてポン酢で食べたり、焼き飯、焼きソバに振りかけたりして食べます。卵焼きに混ぜても、カレーに入れても、ハンバーグに混ぜてもいいでしょう。
夫には「ぬきご」を、1日に最低でも大さじ3杯はとってもらいました。腸内環境が悪くて、下痢や便秘をくり返していたのが、しだいに便通が整い、食欲も出てきました。

うつむきがちでしたが、顔を上げるようになり、散歩もできるようになりました。テレビで『サザエさん』や『笑点』を見て、笑顔も出てきました。そして、うつ病の発症から、1年8ヶ月がたったころ、ついに、「うつ病完治」という診断が下りたのです。

食事がとれるようになってからは、西洋オトギリソウのサプリも飲んだのですが、これを飲み始めたぐらいから明るい表情をするようになったように思います。少し、いい感じ?という手応えがあると夫も安心して食事もとれるようになっていきました。

夫は、今までのことがうそのように、元気になりました。いつも明るく、冗談ばかり言っていたのにまさか!鬱になるなんて思わなかったので今回のことは本当に地獄~天国までを味わった気持ちです。
そして一番大事なのは、3度の食事だということもわかりました。

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