2013/02/27

「胃の調子をアップ」させたい時の食事はここに注意する

日本人は胃が弱い体質

戦前までの日本人は、米を中心に野菜、豆、海藻という菜食主義に近い、食物繊維の多い食生活を送っていました。食物繊維にはたくさんの効用もありますが、とりすぎると、消化、吸収しにくくなるという欠点もあります。そのため、塩分と食物繊維過多の食生活を長いあいだ続けていた日本人は、胃腸に負担がかかり、胃腸病の人が多くなったともいわれています。
また、わが国では、漬物や塩干物など、塩分を多くとる習慣がありました。化学記号で書くと、食塩はNaCl。血圧を上げる犯人はNa(ナトリウム)ですが、Cl(塩素) は胃液の原料になります。ですから、塩をたくさんとると、胃酸の分泌が活発になります。
日本人に胃ガンや胃潰瘍が多いのも、塩分のとりすぎが原因の1つといわれています。

ストレスも


精神的なストレスを受けると、自律神経の影響で胃液の分泌が多くなります。「胃病は意病」という言葉をご存じですか? それほど胃はストレスの影響を受けやすいところなのです。
胃腸を丈夫にするには、まずよく噛むこと。消化器は口から肛門までつながっているので、よくかめば連動して胃の働きも腸の働きも活発になるのです。昔から、慢性の胃腸病を治すには玄米がよいといわれているのは、玄米を食べるとよくかむことにつながるからです。

お粥は消化が悪い


胃の具合が悪いときは消化のいいお粥を食べなさいといいます。でも、これは間違いです。お粥にたよっているかぎり、胃腸は丈夫にならないからです。それより、「噛む」大切さを忘れないようにしたいものです。

胃酸分泌量の多い人が食事をぬいたりすると、空腹時間が長くなって、胃の粘膜がただれてしまいます。それが胃潰瘍を招くのです。そのためには、まず、空腹時間が長くならないように、1日3度の食事を規則正しくすること。それと、食間にホットミルクやビスケットなど軽いおやつをとることも大切です。
胃腸を丈夫にするには、タンパク質をしっかりとりましょう。タンパク質は胃液の分泌をおさえる作用がありますし、スタミナのもとでもあるからです。脂肪分の多い肉類などは胃腸に負担がかかるので、赤身肉・魚、豆腐、納豆、卵などをとるようにします。胃酸過多症の人の場合は、刺激物も控えめにします。

胃酸の分泌量が少ないと、消化力が弱いので、食後いつまでも胃がもたれ、重い感じがします。ですから、胃の負担が軽い食事を心がける必要があります。
タンパク質はしっかりとることが必要ですが、できれば魚はあっさりした白身魚、肉はささ身やヒレ、もも肉などに。卵、豆腐、納豆、ヨーグルトなどもおすすめです。レモンや酢、香辛料など、胃酸の分泌を促進する食品も上手にとりいれるようにします。こうした食習慣にすると胃もたれ、胃の重さは解消されていきます。

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