2012/11/19

無農薬野菜のデメリットについて考える

いわゆる無農薬野菜がもてはやされるようになってから、ずいぶん経ちます。少し値は張るけれど、体にいいから…と、無農薬野菜をできるだけたくさん摂ろうと努力している人もいますが、結論から述べれば、それはむしろ体にはよくないことだと言えます。理由の第一は、寄生虫です。農薬がなかった時代、人間は回虫やサナダ虫などと「共生」せざるをえませんでした。農薬のおかげで寄生虫は激減しましたが、しかし無農薬野菜が広く流通するようになって、「寄生虫を飼っている人」は増加傾向にあります。専門家によれば、ある種の寄生虫のフンには、免疫の過剰反応を抑える作用があるといいます。つまり、花粉症やアトピー性皮膚炎などに効く、というわけです。寄生虫の中には人に害を及ぼさない種もありますから、藤田教授は「無害な寄生虫を飼うこと」が、アレルギー体質の人とっては有効な対策であると説いています。


しかし、寄生虫の中には、有害なものもいます。無農薬野菜には、そうした「危ない寄生虫」を体内に取り込むリスクがあるのです。たとえ害のない寄生虫でも、お尻からニョロニョロと顔を出されたりすれば、心理的なダメージを受ける人も少なくないでしょう。
無農薬野菜が体によくないと言える理由の第二は、発ガン物質です。農薬を使わずに作物を育てれば、土中に細菌が増え、これによって作物が根から吸収する硝酸が増えます。硝酸は作物の体内で亜硝酸に変化します。つまり、無農薬野菜には亜硝酸が多く含まれているわけですが、亜硝酸は人体にあるアミン(アミノ酸を分解したときに発生する物質) と結びつくと、発ガン物質に変化してしまうのです。発ガン物質に神経質になりすぎるのは、それはそれで考えものでしょう。しかし、体にいいと信じ、無理して食べているものが「ガンの源」になるというのは、あまりにも馬鹿げた話です。そもそも、農薬は体に悪い、という考え方自体が短絡的だとも言えます。なるほど農薬は人体に有害なもので、これを散布する農家の人たちは、時にゴーグルやマスクを着用して身を守ります。


しかし私たち消費者には、大量の農薬を吸い込む危険はありません。肌に触れる危険、目に入る危険もありません。問題は、食卓に上がる作物にどれくらいの農薬が残留しているか、ということですが、むろんこれには厳しい安全基準が設けられています。農薬そのものの安全性ももたとえば、DDTが使われていた35年前と比べると飛躍的に高くなっています。加えて、人間には「自浄能力」があります。仮に、スーパーで買ってきた野菜に、農薬の有害成分が残っていたとしましょう。それを洗わずに食べたとき、何が起こるか。答えは、「何も起こらない」です。なぜか。人体に有害なものは肝臓に取り込まれ、分解されるからです。着色料や保存料などの食品添加物も同じように分解されますから、「体に悪い物質」に神経質になりすぎて偏った食生活を送るよりは、「体にいい物質」を摂ること、栄養価の高いものを摂ることに気を配るべきなのです。

企業的にもある意味「無農薬」という付加価値をブランドにしていたり、売るための戦略だったりということはあります。もちろん、見た目をキレイにする意味でも農薬使用の野菜にも同じことがいえます。
双方にメリット、デメリットがあることを認識すべきでしょう。

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