2012/08/24

コーラは骨がとけるという噂は本当?

毎日、猛烈な暑さが続いて、残暑どころではないが、飲料水メーカーは、売上が好調なのだそうだ。ビールはなかなか苦戦しているようだが、清涼飲料水は、好調というニュースが流れていた。
そういえば、小さい頃、「コーラを飲むと骨が溶ける」といったよくわからない噂が流れていたが本当のところはどうなんでしょう?

コーラには砂糖が大量に入っている、だから飲むと骨が溶ける。そんなことが一時期さかんに言われました。もちろんこれは風説です。こうした噂は、どうしてこんなにも広まったのでしょうか?その噂の伝播力に逆に興味が湧いてしまうほど。

コーラに砂糖が含まれているのは事実ですが、砂糖が骨を溶かすことなど、いっさいありません。骨からカルシウムが失われる最大の原因は、カルシウムの摂取不足です。カルシウムは心臓や豚肉の働きを正常に保つ重要なミネラルなので、不足した場合は、その分を骨や歯のカルシウムで補うわけです。
ビタミンD が不足した場合や、ホルモン分泌に異常が起きた場合も、骨からカルシウムが失われることがありますが、いずれの現象も砂糖とは無関係です。砂糖を大量に摂ったところで、骨に悪影響が出ることはないのです。念のためにつけ加えておけば、コーラに含まれている他の成分も、骨に悪影響を与えたりはしません。
ではなぜ、骨を溶かす、などという風説が流布したのか。どうもその背景には、「砂糖は体に悪い」という先入観があるようです。

確かに子供などは、飲み過ぎたり、食べ過ぎたりしてしまいがちなので、大人が考えた「愛のある嘘」なのかもしれない。

結論から言えば、砂糖は体に必要なものです。中世から近代に至るまで、砂糖は世界各地で「薬」として使われていました。なぜかといえば、衰弱した体を回復させる働きがあるからです。砂糖を加水分解するとブドウ糖と果糖になりますが、21世紀の今もブドウ糖は点滴用の栄養剤として使われています。
それから、脳のエネルギー源はたった一つ、ブドウ糖だけです。周知のとおり白米やジャガイモなどからもブドウ糖を摂取できますが、短時間のうちに脳に栄養を届けたいのなら、砂糖が最も効果的。
頭脳労働をする人が、たとえば砂糖を入れたコーヒーを飲む習慣を持てば、作業効率のアップにつながります。
また、砂糖は糖尿病の原因になる、というのも誤解。その科学的なメカニズムについてはここでは割愛しますが、1997年、WH Oは「糖類の消費が糖尿痛に直接結びつくことはない」という旨の声明を発表しています。さらにこの声明では「糖類は肥満の直接の原因ではない」ということも述べられています。砂糖では太らない。これがW H O の「公式見解」なのです。ともかく糖尿病や肥満に直接つながるわけではないことを認識しなければなりません。

糖の吸収をゆっくりにすることで体への吸収力をアップさせる方法がある。それは、砂糖を摂取する際に、先に食物繊維を食べておくこと。
糖は、すばやくエネルギーになるため、余ると体に悪さをするのは事実。
量をとりすぎないことも大切。
砂糖が大好きならば、それに見合った運動をしなければならないということも。

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