2012/07/13

バターVSマーガリン

マーガリンには「人造バター」という商品名がつけられていた時代があったのはご存知でしょうか?バターの代用品として開発されたため、そのような味気ない名前がつけられていたわけです。食品とは思えないネーミングに驚くでしょう?

代用品というのは本物より味が落ちるのが常でしょう。かつてはマーガリンもその例外ではありませんでした。

学校給食のマーガリンはまずくて…言葉にならなかった、という人も多いのではないでしょうか?
近年では、マーガリンの味は、かなりよくなっています。毎朝、パンにマーガリンをぬって食べている人も多い事でしょう?
しかし健康面から見れば、実はマーガリンは避けるべき食品なのです。「バターより体にいい」とよく言われますが、これは完全な間違い。


専門家の中には「食べてはいけない」と断言する人さえいるほど。。よく知られているとおり、マーガリンには植物性油脂が使われています。植物性だから体にいいと考えるのは早計で、植物性油脂は、きわめて酸化しやすく、大量に摂ると体内に過酸化脂肪(脂肪酸の酸化物。細胞を破壊する作用がある)が急増します。

過酸化脂肪は血液の粘度を上げ、血流を悪化させます。それから、植物油というのは常温では液体です。にもかかわらず、マーガリンが常温でも溶けないのは、水素が添加されているためです。
植物油に水素を加えた「トランス脂肪酸」がマーガリンには含まれているのですが、実はこのトランス脂肪酸、百害あって一利なしです。

2005年、ニューヨーク市はトランス脂肪酸の使用を控えるよう、市内の飲食店へ呼びかけました。トランス脂肪酸の摂取量が増えると、心臓病の危険度が高くなる、というのがその理由です。

2006年からは、アメリカ全土で食品のトランス脂肪酸含有量を表示することが義務づけられました。消費者が自らの手で摂取量を減らすための手助けとして、そのような措置が採られたわけです。こうした動きはアメリカに限ったことではありません。オランダではトランス脂肪酸を含む油脂製品は販売禁止になっています。デンマーク、ドイツ、フィンランドなどでも規制があります。

トランス脂肪酸には、賞味期限を延ばし、味を安定させる効果があります。

マーガリンを作る側からすればこれは大きなメリットでしょう。しかし、たいていの消費者にとって一番大切なのは「日もちのよさ」ではなく、「安全」です。

日本マーガリン工業会はトランス脂肪酸の問題について、「現在の食生活であれば問題はない」との見解を示しています。アメリカ人の平均摂取量に比べれば日本人のそれは少ないので、健康を害することはない、というわけです。念のために触れておきますと、バターにはこうした危険はありません。

また、同じ量のバターとマーガリンを比べたとき、脂質の量はほぼ同じ。カロリーが低いのは、実はバターのほうです(大さじ一杯分のバターは97キロカロリー同じくマーガリンは99キロカロリー)。

バターにはコレステロールが含まれていますが、コレステロールは細胞の原料などになる、人体に必要不可欠なものです。「バターより健康にいい」という理由でマーガリンを食べていた人には、あえてマーガリンを食べ続ける理由はありません。以上のことを考え併せれば、マーガリンとバター、どちらを選べばいいのかすぐにわかることでしょう。

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