2015/12/22

赤飯に小豆を入れるのは?

日本の祝い事には、小豆がつきものです。小豆は赤飯に入れるだけでなく、餅菓子類にもあんことして使われます。小豆は、いろいろな点で健康にいい食品が大きな理由となっています。

日本では、農耕文化の始まった頃から既に栽培されていて、日常の食事にも取り入れられていました。興味深いのは、中国や韓国などでも小豆を食用にしていますが、日本ほど幅広く使われていません。

小豆は、中国最古の薬物誌である『神農本草経』によると、水を下し、むくみを取るとされていて、日本の古い医薬書も、その影響を受けている記述が見られます。

たしかに、小豆には、サポニンという特殊な成分がかなり多く含まれています。小豆は煮るとき泡が立つが、サポニンのサボというのは、ラテン語で「泡立つもの」という意味です。
このサポニンは皮に多く含まれている。水分の代謝を高め、むくみを取るのは、このサポニンの働きです。それに伴って、体がスリムになる効果もあります。

また、皮膚の炎症を抑える作用もあり、喉が炎症を起こしたときなどになめるトローチに使われることもあります。ただし、サポニンはあまり多く摂取すると下剤作用があるので食べ過ぎには注意しなければいけません。

そこで、通常、小豆を茹でるときに茹でこぼししてあくを抜くのが一般的です。その方法は、洗った小豆を鍋に入れ、小豆の上1センチ位かぶる程度の水を入れ、加熱します。
そして、沸騰したらすぐに蓋で豆を押さえながら湯をこぼします。こうすると余分なサポニンが抜けます。また、小豆には、皮にもデンプン質の部分にも食物繊維が多く含まれます。この整腸作用により、下剤成分のサポニンと協同して、便通をよくするという効用もあります。
排泄がスムーズになれば、余分なエネルギー成分が吸収されないので、中国などでは、糖尿病などによいとされています。糖尿病の人は小豆の粥を日常の食事に取り入れれば、水分が多くエネルギーが少なく、排泄が促進されて、効果的ということです。

いずれにしても、祝いのときなどに用いられる食品には、何かの根拠があるということです。昔からの食べ方を、現代にも上手に取り入れていけば体によいことは間違いありません。
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