2012/12/12

ビタミンCの本当のところ(効能・効果もあわせて)

インフルエンザやノロウィルスなどの流行の時期になりましたが、風邪予防の一つに、「ビタミンCをたくさん摂る」という方法があります。
この方法に効果があるのは、周知のとおりです。
そもそもビタミンCは、インターフェロンの合成に大きな役割を果たしますし、活性酸素を除去する作用もあります。簡単に言ぇば、ビタミンCを摂ることで、ウイルスに対する「防衛力」がアップするのです。
ただし、その摂取量については、誤解があります。旧厚生省は、かつてビタミンC の必要摂聖畢を、1日に50mgとしていました。
50mgという数字の根拠は、「壊血病を防ぐために必要な量の10倍」でした。
壊血病というのは、ビタミンCの極端な不足によって起こる病気です。症状としては、関節のけいれん痛み、下痢、筋肉の痙攣、局所的な出血などの症状が出て、最悪の場合、死に至ることもあります。
しかし現代日本に暮らしていれば、難破船で漂流でもしない限り、壊血病になるほどの「ビタミンC不足」は起こりません。先ほど述べたとおり、ビタミンCには免疫力をアップさせる効果があります。

したがって、風邪だけではなく、他のさまざまな病気についても予防効果があります。また、ひとくちに成人といっても、身体的特徴、日々の生活、食習慣は、個人個人異なります。タバコを吸ったりストレスを受けたりすると、体内のビタミンCは分解されてしまいますが、タバコを吸う人でも1日の本数には差がありますし、ストレスの度合いも人それぞれです。
こうしたことを考慮せず、ビタミンCの必要摂取量を、壊血病という「珍しい病気」だけから導き出すのは、かなり無理がある話でしょう。
平成12年、厚生労働省は成人のビタミンCの必要量を「1日に100mg」と変更しました。ある日を境に、必要摂取量が倍になってしまったのです。
しかしこれも適量とは言えない数値です。
では、適量とは何gなのでしょうか。
成人の場合、体内にとどまるビタミンCは最大で1.5gに達するとされます。このことから喫煙の習慣がある人や、ストレスの多い人であっても一日に1.5グラムを摂っていれば、少なくともビタミンC不足は起こらない、と考えることができます。
1.5gといえば、厚生労働省が示している「1日の必要量」の29倍です。そんなに摂って大丈夫かな、と心配になる人もいるかもしれません。
しかし、使われなかったビタミンCは、尿とともに排出されますから、「摂りすぎ」は原則的に心配する必要はありません。
市販のビタミンC錠剤の多くは、1日の摂取量を2gとしていますが、これによって「薬害訴訟」が起きた例はないし、厚生労働省もビタミンCの摂取上限は示していません。

「サプリメント大国」のアメリカでは、ビタミンCの摂りすぎは、下痢を招く可能性がある、という指摘があります。そのため、アメリカ国立科学アカデミーは、ビタミンCの最大摂取量を1日2gとしています。
しかしそれでも上限は2gなのです。一日に一・五グラムのビタミンC を摂取するのは、その意味でも安全だと言えるでしょう。さてそれでは、
1日に1.5gのビタミンCを摂るには、何を、どれくらい食べればいいのか。結論から言えば、食べ物だけから摂るのはほぼ不可能です。1.5gのビタミンCを、たとえばレモンから摂ろうとすれば、およそ30個も食べなければなりません。同じくイチゴなら、約125個。要するに、市販の錠剤を飲まなければ、「1日に1.5g」は実現困難というわけです。。

せっかくビタミンを錠剤で摂っても、きちんと吸収されない-。そんな話があります。ビタミンAやDなどの「脂溶性ビタミン」に限っては、これは本当です。
しかしビタミンCやB群などの「水溶性ビタミン」は分子構造が単純なので、人工のものでも天然のものでも、成分に違いはありません。
野菜や果物に含まれるビタミンCも、錠剤のビタミンCも、まったく同じなのです。したがって、効率という点からすれば、人工品に軍配が上がります。
天然品からビタミンCを摂ろうとすれば、調理法を工夫しなければいけません。しかし人工品は飲むだけです。ビタミンCは、ブドウ糖と一緒でなければ吸収されませんから、より効果的に摂取するためには、食後に服用するとか、糖類と一緒に飲むといった工夫は必要です。
しかし、レモンを30個食べるのに比べれば、これはたいした手間ではありません。健康の基準は「食」にあります。サプリメントはあくまでも補助。しかしその基本を忘れずにいれば、ビタミンCは、積極的に錠剤で補給すべきものなのです。

これからの季節は特に積極的に摂取して損はないでしょう。
また、喫煙者であれば「タバコの害をサプリで少しでも減らしたい」でもビタミンCの摂取を推奨しています。



2012/12/14

納豆に含まれるナットウキナーゼの作用と効能

大豆は、日本人にとって欠かせない食品の一つです。みなさんも、1日1回以上は、大豆食品を口にしているのではないでしょうか。
例えば、豆腐、みそ、納豆は大豆食品の代表格。油揚げや厚揚げ、豆乳も大豆から作られているし、しょうゆやきな粉も大豆が原料です。また、ユダマメは若い緑色の大豆なのです。大豆は、日本人の長寿を支える健康食として注目されています。
ニュースでは、ガン、心筋梗塞、脳梗塞といった生活習慣痛が増えていますが、それでも長寿なのは、大豆を食べる食習慣も大きく起因しています。

中でも、女性が日本一長寿である沖縄では、大豆食品をよく食べていることが知られています。沖縄に住む人は、肉や魚よりも豆腐でたんばく質を補給することが多いのですが、沖縄の豆腐(島豆腐という)はたんばく質やリン、鉄、カリウムといったミネラル(無機栄養素)、ビタミンBlとB2がふつうの豆腐より多く、大豆の栄養をたっぶりと補えるのです。大豆は「畑の肉」とも呼ばれてます。

大豆の主成分は良質なたんぱく質ですが、それ以外にも骨を強化するするカルシウムやビタミンK、脳を活性化させる大豆レシチン、体内の活性酸素(攻撃力の強い酸素)を除くサポニンといった栄養素が含まれています。
注目している大豆食品は納豆。なぜなら、大豆本来の栄養素に加えて、納豆独自の優れた成分が含まれているためです。
それは、納豆のネバネバした部分に多いナットウキナーゼという酵素(化学反応を促す物質)で、1980年に発見sれました。
ナットウキナーゼの作用は、体内で血管をつまらせて心筋梗塞や麒梗塞を引き起こす血栓(血液の塊)を溶かすことです。私たちの体内でもプラスミンという酵素が作られており、血栓を溶かしていますが、ナットウキナーゼはこのプラスミンに近い働きをもっています。さらには、たんぱく質の一種をププラスミンに変化させて、問接的に血栓を溶かす働きもあるのです。ナットウキナーゼは、病院で使われるウロキナーゼという血栓溶解薬と同じか、それ以上の作用を発揮することがわかっています。ウロキナーゼは、血管に注射して使いますが、効果は20分ほどしか続きません。
しかし、納豆は約10gフるだけで、ウロキナーゼ1回分とほぼ同じ働きが得られるという手軽さがあります。その血栓を溶かすナットウキナーゼの働きはB~12時問も続くのです。

毎日の食生活に納豆を取り入れることの大切さがわかります。

納豆がどうしても苦手だという人や、栄養素を効率的に摂りたいのであればナットウキナーゼのサプリがおすすめです。